泥棒の服装とは
泥棒は、隣近所との人間関係が希薄になっていることを逆手に取り、普通の
恰好で紛れ込んできます。普段は見かけない人が近所を歩いていたら、挨拶
をしてみます。声をかけられるだけで、犯行をあきらめる泥棒は多いです。
下記に泥棒の多い服装の例を記載しますので参考にして下さい。
●スーツを着て訪問販売員になりすます
●工事などの作業者になりすます
●普段着で住人になりすます
必ず下見をする
一般的に泥棒は、住んでいる人の一週間の生活パターンを調べて留守になる
時間帯や来客数をつかむなど、時間をかけて調べます。
下記に主な下見のポイントを記載しますので参考にして下さい。
●入りやすいか、逃げやすいか
●近隣からの見通しが悪いか
●通行人が少ないか
●家族構成や生活パターン
●窓のクレセント錠は開けやすいタイプか
留守の確認を行う
その家が留守かどうかを確認する方法として、泥棒が最も多く利用するのは
インターホンです。インターホンを押して住人が出てくるかどうかを確かめます。
居留守を使うと、犯人と鉢合わせてしまうので危険です。近所の公園や広場に
潜んで住人の動きを観察したり、電話をかけたり、郵便物などの状態を見て
判断したりする場合もありますので、郵便物はためないようにすること。
狙う時間帯
警察庁の統計を見ると、最も被害が多いのは、一般的に不在になりがちな
10時~16時の時間帯です。しかし泥棒が狙うのは留守宅だけではありません。
住宅侵入盗の約2割は、在宅中にもかかわらず入り込む手口です。
他には、子供を送って行く、ほんの15分の間でさえ泥棒は盗み出し逃走
してしまいます。このわずかな時間でも必ず鍵をかけることが大切!
狙われやすい家(一戸建て)
植栽が生い茂り、見通しが悪い
背の高い植栽が生い茂っていると、泥棒の隠れ場所になります。
植える位置、量、高さに配慮します。
ベランダの囲いの見通しが悪い
人の目線は上に向きにくいので、見通しの悪い囲いは、内側でしゃがめば
外から気づかれにくくなり、泥棒の隠れ場所になります。ベランダの囲いは
格子状のものにします。
敷地を囲む塀やフェンスが高い
乗り越えにくいように高くすると、死角が多くなります。低めの塀や格子状の
フェンスなど、見通しのよいものを泥棒は嫌がります。
隣家との間や、家の裏側が死角になっている
死角になりがちな、家の側面や裏側には、センサーライトや監視カメラを設置して
アピール。歩くと大きな音がする「防犯砂利」も効果的!
門灯が使われていない
日中は死角にならない場所でも、夜間は暗がりが見えにくい場所になります。
門灯を常夜灯として使います。
狙われやすい家(マンション)
隣近所の住人の顔を知らない
オートロックは、住人にまぎれて簡単に侵入できるため意外と危険です。共用部
への人の出入りが多いマンションでは、鍵を開けようとしているのが隣人なのか
泥棒なのか区別できず、犯行を見逃しがちです。
見通しが悪い
玄関付近が外から見えにくい構造や、窓やベランダ側に目隠しがある場合は
犯行が人目につきにくいので注意が必要です。
1階、2階、最上階
低層階は侵入が容易です。通行人の視線が働きにくい上層階も、狙われやすい
場所のひとつです。また、最上階は、高所得者層が多いことも関係しています。
屋上からベランダなどに降りる下がり蜘蛛という方法もあるので注意!
探偵・調査・防犯対策に関するご相談はセイワリサーチへ