離婚には様々な理由が付き纏います。当事者である夫婦間には、小さな理由から
大きな理由まで、数え出したらキリがないという方々もいらっしゃることでしょう。
そのような理由の中でも、主な原因としては性格の不一致、セックスの不一致、
浮気、病気などが挙げられます。性格の不一致という原因については、協議離婚の
理由として特に言われているものです。当たり障りの無い理由なので言いやすく、
離婚をする本当の理由を隠すこともできるからです。実際に性格が合わないため
離婚をする方々も勿論いらっしゃいますが、離婚の真実を隠すために性格の不一致を
理由としている場合も非常に多いことが事実です。また、セックスの不一致をごまかす
ために性格の不一致という理由を使うこともあります。そんなセックスの不一致という
原因については、言葉通りセックスの相性が合わないことも原因になりますが、セックスレス
という原因も挙げられます。セックスレスの夫婦は意外にも多く、離婚の原因になることは
珍しくありません。性格の不一致と言いつつも、実はセックスレスが原因だった、という場合も
よくあることです。また、セックスレスが関係して浮気に走る場合も大いに考えられます。
この浮気自体も離婚の原因になりますから、やはりセックスなど性が関係している問題は
離婚と深い関わりを持っていると言えるでしょう。ちなみに、夫婦のどちらか一方が浮気を
したことが原因で離婚をする場合は、浮気をした側に慰謝料を請求することができます。
損害賠償としての慰謝料は勿論、手切れ金としての慰謝料でも可能です。ただし、これは
浮気が原因となっている離婚の場合で、離婚をするにあたり必ずしも慰謝料を請求できる
わけではありません。同じく必ず慰謝料を払わなければならないわけでもありません。
慰謝料は離婚の原因や問題の在り方によって必要性が問われます。離婚についての正当な
原因がなければ慰謝料は請求できませんので、よく覚えておきましょう。以上のほか、病気が
原因で離婚をする場合も見られています。中でも重度の病気やうつ病などの精神的な病気が
原因になっていることが多くあります。病気になった相手を支え切れなくなったことで、離婚を
する夫婦は少なくありません。このように離婚の原因は非常に様々となっています。