離婚相談 名古屋「離婚と不動産トラブル NO5」

銀行に不動産を獲られないために夫婦で力を合わせる
離婚をする際に、今ある家の状態をどうするかを決めていくことは必要です。
処分してお金として財産分与する方法もありますが、離婚するとは言え、一緒に
過ごした家を処分するのは気が引けるという人も多いと思います。そのような時の
手段として明け渡しがあります。この方法を利用すれば、家を処分せずに、お互いの
どちらかが利用していくことができるでしょう。ただ、この時住宅ローンについて注意
しておかなければいけません。家を明け渡されたほうは、住宅ローンも一緒に引き
受ける形となります。そしてこの住宅ローンはある程度の収入がないと、引き継ぐこと
ができないため、人によっては住宅ローンを滞納という結果になってしまう可能性があり
ます。当然滞納期間が長いと、抵当権によって家を競売にかけられてしまうことだって
あります。こうなってしまってはせっかく家を残したいと思っていたのに、なくなってしまった
という状況になってしまいます。これを防いでいくためには、住宅ローンを返していく必要が
出てきます。家に住む人間が十分な収入をもつ、あるいは持っている場合は何も心配は
ありませんが、もっていない、またはこれからもっていくという人は、元、パートナーとの
協力が必要となってくるでしょう。家に住む側にある程度の収入が得られるようになるまで、
住宅ローンのいくらかを受け持ってもらえるような話し合いをしておくべきです。これをしっかり
していないで、離婚後に住宅ローンの話をして、話を聞いてくれるかどうかはわかりません。
また離婚時に請求の約束などをしていると、住宅ローンの話をすること事態不可能になって
しまうこともあります。離婚前に確認し、話し合っておくべきでしょう。