防犯NEWS
泥棒は窓を狙っている
ピッキングより多い、ガラス破り。
侵入の手口として話題となったピッキング。対策を講じている方も多いでしょう。
しかし戸建て住宅の場合、侵入経路は居間などのガラスを破り、クレセントを外して入るケースがもっとも多く、全体の約7割を占めています。マンションでも、ガラス破りは玄関より多く、全体の25%にのぼるといいます。
戸締まりや施錠は防犯の基本ですが、それだけで侵入を防ぐことは難しい時代になりました。
※平成15年警視庁独自集計資料より
最近の泥棒はひと昔前の空き巣ねらいとは変わり、巧妙かつ組織化・凶悪化か進んでいます。そんな犯罪から大切な家族と財産を守るには、腰を据えた防犯対策が必要となります。
泥棒は人目と物音が大嫌い。
盗難事件の被疑者に対するアンケートでは、何らかの理由で犯行を諦めたことがある者が91%いました。
理由としては、「近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られた」が63%、「補助錠がついていた」が34%、「犬を飼っていた」「機械警備システムがついていた」がそれぞれ31%となっています。
人目に触れることや、大きな物音が立つことを極端に嫌っているわけです。
このあたりに、泥棒撃退のヒントがありそうです。
※都市防犯研究センター資料より
防犯対策の目安は5分以上。
泥棒は人目につくことを極端に嫌い、侵入もできるだけ早めに済ませようとする傾向があります。
泥棒が、侵入をあきらめる時間は、5分以下が69%、10分までが23%となり、時間がかかることを嫌います。
泥棒が敬遠する窓とは?
これまで見てきたように泥棒の典型的な手口は、音を立てず、短時間に
窓ガラスを破壊し侵入するというもの。
これに対抗するには、補助錠や、セキュリティー・システムの設置に加え、
「窓の防犯性能」自体を上げることが不可欠。
破るまでに時間がかかり、破ると大きな音が発生するガラスを選ぶ必要
があります。
侵入を遅らせることで、被害を最小限にくい止めることができるはずです。