探偵NEWS いじめに関する実態調査:愛知県名古屋市の調査・探偵事務所「セイワリサーチ」です。

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「いじめに関する実態調査」~小・中学生対象

1.児童生徒調査結果

(1)小学生調査結果

①調査項目1 「どのようなことがいじめだと思います」について<複数回答可>

※ 無視をすること
※ 持ち物を隠すこと
※ 悪口を言うこと
※ 暴力をふるうこと
※ 仲間はずれにすること
※ ひやかし、からかいをすること
※ わざとおせっかいや親切を押しつけること
※ 人がやりたがらないことをさせること
※ 相手を傷つける内容の電子メールなどを送ること
※ その他

・人のものをとること
・カバンにゴミ他入れる
・にらむ、大ぜいの前ではずかしいことをされること
・友達と、こそこそ人のいやな事を言うこと
・人のものに落書きをする
・みんなでいじめてくること
・人にいやな事をすること

◎ 傾 向
いじめと思う行為については、「仲間はずれにすること」が多く、次に「持ち物をかくすこと」「人がやりたくないことをさせること」の順になっている。

②調査項目2 「どんないじめをされましたか」について<複数回答可>

※ 無視をされた
※ 持ち物をかくされた
※ 悪口を言われた
※ 暴力をふるわれた
※ 仲間はずれにされた
※ 冷やかされた・からかわれた(しつこくされた)
※ わざとおせっかいや親切のおしつけをされた
※ 人がやりたくないことをさせられた
※ 心が傷つく内容の電子メールなどが送られた
※ その他

・ものをこわされた(やぶられた)
・にらまれる(理由もなく)机に座ったらこそこそ話しをされた
・言われたくないことを言われた

◎傾 向
いじめられた内容については、「悪口を言われた」が圧倒的に多く、7割を超えている。
次は、「暴力をふるわれた」「仲間はずれにされた」「無視をされた」「冷やかされた・からかわれた」となっておりそれぞれ3割前後となっている。

③調査項目3 「だれにいじめられましたか」について<複数回答可>

※ 同じ学級の子
※ 違う学級の子
※ 上の学級の子
※ 下の学級の子
※ その他

・先生(同じ学級)
・担任じゃない先生
・兄

◎ 傾 向
いじめている人物については、すべての学年について「同じ学級の子」が圧倒的に多い。
反対に、「違う学級の子」は少ない。
しかし、低学年から中学年にかけて「上の学級の子」の割合が高くなっている。

④調査項目4 「いじめられた時、だれに話しましたか」について<複数回答可>

※ 学校の先生
※ 友だち
※ お父さんやお母さん
※ おじいちゃんやおばあちゃん
※ お兄さんやお姉さん
※ だれにも話さなかった

◎傾 向
相談相手については、6年生を除いてどの学年も「お父さんやお母さん」が多い。
6年生を中心に人数は少ないが「だれにも話さなかった」が一番高くなっている。
「学校の先生」に話すということが「友だち」の次になっている。

⑤調査項目5 「今もいじめられていますか」について

◎傾 向
「いじめられている」と回答した児童で「今もいじめられている」と回答した児童が約4割いる。

⑥調査項目6 「今もいじめていますか」について<複数回答可>

※ 無視をした
※ 持ち物をかくした
※ 悪口を言った
※ 暴力をふるった
※ 仲間はずれにした
※ 冷やかし・からかいをした(しつこくした)
※ わざとおせっかいや親切の押しつけをした
※ 人がやりたくないことをさせた
※ 心が傷つく内容の電子メールなどを送った
※ その他

・悪口を言われたからその人に言いかえした

◎傾 向
いじめの内容については「悪口を言った」「暴力をふるった(たたいたり、けったりした)」に限られている。

⑦調査項目7 「いじめをやめさせようとしましたか」について

※ やめさせようと注意したり、先生に相談したりした
※ やまさせようと思ったけど、できなかった
※ 何もしなかった
※ 回答なし等

◎傾 向
いじめをやめさせる行動については、学年によって選択肢が違っている。
どの選択肢よりも「回答なし」が多い。

⑧「いじめをなくすためには、どうしたらよいと思いますか」

<低学年>
※ いやなことをちゃんと言う
※ 悪口をいわない。ケンカしたら、あやまる。
※ 先生の言うことを聞く。
※ 自分のことだけじゃなくてみんなのことも考える。
※ みんな一番の友達になればいいと思います。
※ やられたらやりかえさないで、先生やお母さんに言う。
※ 勇気を出す。

 <中学年>
※ 友達どうしなかよくする。
※ 先生やお父さん、お母さんに相談する。
※ けんかをしない。わるふざけをしない。いじめない。
※ 自分がいやな事は人にもしない。
※ いじめを見たら注意したり、自分が思ったことをしたい。
※ 思いやりの気持ちを持つ。
※ 人を大切にする。
※ 人のことを信じることができたらいじめは起きない。
※ 人のいやがることをしない。言わない。いじめられているのを見たら誰かに言う。
※ 悪口を言わない。仲間はずれにしない。人にいやな事をしない。

 <高学年>
※ みんなが仲良くする。(人のことを考える。うまくいかなかったら話し合う)
※ 自分で気をつけたり、いじめを見たらやめるように注意する。
※ 広い心をもって、相手の気持ちを考えて行動したらよい。思いやる気持ちをもった方がいい。
※ 親のしつけというのも、とても大きな問題だと思います。
※ まずいじめられている人を見つけて、その人をいじめた人と先生で話しをさせる。
※ いじめられている人ばかりかばうのではなく、いじめられている側にも原因があったりすると思う。
※ もっとみんなコミュニケーションをとるべきだと思う。悩みとかあるなら先生とかんび相談する。
※ 正直、いじめをまったくなくすのは無理だと思います。でもいじめは本当によくないことだと思います。
※ 人がイヤな気持ちになるようなことはしない。イヤならイヤだとはっきり言う。
※ いじめをした者は年齢にかかわらず法で裁くなどきつい罰が必要だ。
※ みんなでしっかり話し合い、いじめと「命」の大切さについて深く考える。

◎傾 向
ほとんどの児童が記述している。


(2)中学生調査結果

①調査項目1 「どのようなことがいじめだと思います」について<複数回答可>

※ 無視をすること
※ 持ち物かくすこと
※ 悪口を言うこと
※ 暴力をふるうこと
※ 仲間はずれにすること
※ ひやかし、からかいをすること
※ わざとおせっかいや親切を押しつけること
※ 人がやりたがらないことをさせること
※ 心が傷つく内容の電子メールなどを送ること
※ その他

・作品をこわされる
・その人がイヤだと思うことすべて
・物をゴミ箱にすてる・いやな言葉をものに書くこと
・くつにがびょうをいれたり
・集団で無視すること
・らくがきをしたりする
・持ち物をこわす
・人を差別すること
・相手が嫌だと思う全て

◎傾 向
・いじめと思う行為については、「暴力をふるうこと」「仲間はずれにすること」に続いて「持ち物をかくす」「心が傷つく内容のメールをおくること」の順になっている。

②調査項目2 「どんないじめをされましたか」について<複数回答可>

※ 無視をされた
※ 持ち物をかくされた
※ 悪口を言われた
※ 暴力をふるわれた
※ 仲間はずれにされた
※ 冷やかされた・からかわれた
※ わざとおせっかいや親切のおしつけをされた
※ 人がやりたくないことをさせられた
※ 心が傷つく内容の電子メールなどが送られた
※ その他

・にらまれた
・自分ではおちょくられているだけだと思ったが:・・・・

◎傾 向
選択肢の中では、「悪口を言われた」「冷やかされた・からかわれた」そして「人がやりたくないことをさせられた」「仲間はずれにされた」が高い割合でないが順番となっている。

③調査項目3 「だれにいじめられましたか」について<複数回答可>

※ 同じ学級の生徒
※ 違う学級の生徒
※ 上の学級の生徒
※ 下の学級の生徒

◎傾 向
・「同じ学級の生徒」が割合では少ないのであるが、項目の中では一番高い。
・下の学級の生徒から「いじめられた」のが、人数は少ないが実態としてあるのは注目される。

④調査項目4 「いじめられた時、だれに話しましたか」について<複数回答可>

※ 学校の先生
※ 友人
※ 父や母
※ 祖父や祖母
※ 兄弟姉妹
※ だれにも話さなかった
※ その他

・いじめていた張本人

◎傾 向
・「父や母」に話したと「誰にも話さなかった」が、100%になっているが、内容によってなのか、それとも、場面や他の要因によるのか判断しにくい。
・「学校の先生」に話しをしたというのが20%と5人に一人の割合にとどまっている。

⑤調査項目5 「今もいじめられていますか」について

◎傾 向
きわめて低い割合であるがある。

⑥調査項目6 「今もいじめていますか」について<複数回答可>

◎傾 向
人数は少ないのであるが、割合は高くなっている。

⑦調査項目7 「どんないじめをしましたか」について<複数回答可>

※ 無視をした
※ 持ち物をかくした
※ 悪口を言った
※ 暴力をふるった
※ 仲間はずれにした
※ 冷やかし・からかいをした
※ わざとおせっかいや親切のおしつけをした
※ 人がやりたくないことをさせた
※ 心が傷つく内容の電子メールなどが送った
※ その他

・冷たい態度をとった

◎傾 向
「悪口を言った」次いで「無視をした」「仲間はずれにした」の順になっている。

⑧調査項目8 「いじめをやめさせようとしましたか」について

※ やめさせようと注意したり、相談したりした
※ やまさせようと思ったけど、できなかった
※ 何もしなかった
※ 回答なし等

◎傾 向
「やめさせようと思ったけど、できなかった」が、多く、「何もしなかった」という割合も次いで高い。
どの選択肢よりも「回答なし」が多い。

⑨調査項目9 「いじめをなくすためには、どうしたらよいと思いますか」

※ いじめてる人を見たら止める。自分がいじめをしない。
※ 言いたいこと、思っていることは集団ではなく一対一で話すべきだと思う。相手の悪い所ばかり見ないことも必要だと思う。
※ 一人一人が人の悪口を言わないようにする。絶対に人のことを仲間はずれにしないようにする。言われたら、黙ってないで人に相談する。
※ 子どもの中にも、とめようと思っていても、とめられない人がたくさんいると思うので、大人や先生に早く気づいてもらいたいです。
※ 一人一人がいじめを自覚し、解決するために、話し合いをするべきだと思います。
※ 友達関係を大切にする。自分が相手→(いじめられている人)の立場になって考える
※ それぞれが自覚を持ち、責任を持って発言や行動をする。
※ 生徒もそうだけど、まずは担任の先生が生徒をよく見ることが大事だと思う。そこで、いじめに気がつけるとおもうから。
※ 誰か一人でも相談できる人をつくる。
※ 先生方は、もっと生徒に興味を持ち、同じ目線でいれば変化に気付くことができ、いじめによる自殺を防止できると思います。
※ いじめはなくならないと思います。でも、一人一人が気をつければ、いずれなくなると思います。
※ 一人で悩まないで、先生、家族、友達などに相談する。助けを求める。自分自身を考えて見る。
※ 一人一人が思いやりを持って友達と接する。
※ 一人一人が仲良く、協力したりすればいいと思う。
※ 今の自分を考えた方がいいと思います。友達どうしで相談してあげたり、注意したりしないと、いじめはなくならないと思います。
※ 命の大切さをもう一度教えるべきだと思います。
※ いろんな学級にまわって、色々と説明をしたらいいと思います。

◎傾 向
小学校と比較して「記述なし」がある。しかし、ほとんどの生徒が自分の考えを記述している。
どの選択肢よりも「回答なし」が多い。

●考 察

○中学生自身が考え、思っていることを記述している。
○さまざまな記述があるが、大半は「いじめ防止」に向けて積極的な意見をのべている。
○中には、「いじめはなくならない」という記述やさまざまな観点からの記述がある。

(3)今後の取り組み

○各学校との密接な情報交換と情報の共有化を図る。
○教育関係機関との連携を図る。
○外部機関の積極的な活用と情報交換を図る。

☆上記「いじめに関する実態等調査」に関しては、鶴居村教育委員会の調査報告書より一部抜粋した資料を記述させて頂いております。

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